本学会の活動

全国大会のプログラム

2014年第76回全国大会のプログラム

下記の通り開催されました。

日時:
2014年6月14日(土)、15日(日)
場所:
成城大学3号館

6月14日(土)

《開会の辞》
日本比較文学会会長・福岡大学 大嶋仁
《挨拶》
成城大学学長 油井雄二
13:20-14:30 《研究発表Ⅰ》
A室(311教室)
司会 龍谷大学 佐々木英昭
1. 『行人』における「独逸の諺」の背景
―失われた「橋」を求めて
飛ヶ谷美穂子
2. 断章形式と植物的な比喩―芥川龍之介の『侏儒の言葉』とヨーロッパ文学との関係を巡って
リヨン第三大学(院) ボーヴィウー・マリー=ノエル
B室(312教室)
司会 東京大学(名誉) 野谷文昭
1. ダヴィド・アルバハリ『餌』と大江健三郎
―『取り替え子』に見る世界文学の同時多発性
共立女子大学 奥彩子
2. ボルヘスとパスのスペイン語版『奥の細道』と『枕草子』
―「日本的美学」の翻訳をめぐって
ハーバード大学(院) アスアヘアラモ・マヌエル
C室(321教室)
司会 大正大学 山田潤治
1. ポスト講和期の日米文化交流と文学空間
―ロックフェラー財団創作フェローシップ(Creative Fellowship)を視座に
東京大学(院) 金志映
司会 広島大学 西原大輔
2. 越境するパフォーマティビティ
―中国における『ジェンダー・トラブル需要への一考察
名古屋大学(院) 陳晨
14:40-16:40 《ワークショップ》
ワークショップI(311教室)
20世紀初めの<科学>としての心理学と日本文学
司会・報告 東京女子大学 小宮彰
報告    福岡大学 大嶋仁
報告    龍谷大学 メベッド・シャリフ
報告    東京大学(院) 岩下弘史
ワークショップⅡ(312教室)
ナショナリズムと郷愁
―<郷土>の虚構性と重層性
司会・報告 徳島大学 依岡隆児
報告    日本社会事業大学(非常勤) 橋本恭子
報告    大阪大学 林初梅
16:50-17:10 学会賞授与式(322教室)
17:10-17:50
総会(322教室)
議長 新井潤美
18:10-20:00 懇親会
場所
学生ホール
司会
聖徳大学 近藤圭一
立命館大学 須藤直人

6月15日(日)

10:30-12:20 《研究発表Ⅱ》
A室(311教室)
司会 愛知学院大学 岩田和男
1. 徐志摩と常玉の<人体美>:生命のリズムと骨と肉
東京大学(院) 二村淳子
2. 20世紀初頭の英国大衆小説におけるキモノとキモノ姿の女性表象の変化
―キモノブームという視点から
大阪大学(院) サワシュ晃子
司会 国際日本文化研究センター・総合研究大学院大学 稲賀繁美
3. 写実主義の乗り越えと絵画の形式論
―エミール・ゾラ『テレーズ・ラカン』再考
東京大学(院) 實谷総一郎
4. 木下杢太郎のエドゥアール・マネ受容
―「洋画に於ける非自然主義的傾向」を中心に
練馬区立美術館 小野寛子
B室(312教室)
司会 鶴見大学 富岡悦子
1. フランツ・カフカのオリエント物語『古文書の一枚』についての一考察
―イディッシュ語劇『野蛮人』の身振りの挿入の意味をめぐって
京都大学(非常勤) 林嵜伸二
2. 砂、石、書物
―ツェラン、ジャベス、オースターに見るユダヤ詩的想像力の系譜
明治大学 関口裕昭
司会 日本大学 椎名正博
3. 小国ルクセンブルグのコルパハ・クライス
―1920年代の文化的側面における欧州統合
津田雅之
司会 日本女子大学 内山加奈枝
4. 「ピカソの赤飯画」から「泣く女」へ
―ポール・オースター『幽霊たち』と安部公房『燃えつきた地図』
九州大学(院) 大場健司
C室(321教室)
司会 東北工業大学 高橋秀太郎
1. 太宰治「惜別」の成立について
―『世界歴史体系』第九巻『東洋近世史(二)』を中心に
九州大学(院) 劉金宝
司会 東北大学 佐野正人
2. 金素雲における朝鮮的な情緒としての「線」
―柳宗悦の「線」と比較して
東京大学(院) 権保慶
司会 日本大学 高山茂
3. 義太夫節における日露戦争の表象
―素浄瑠璃『薫梅忠義魁』を中心に
東京大学(院) 川下俊文
12:25-13:25 《理事会Ⅱ》
13:30-16:30 《シンポジウム》
未来の記憶
―比較文学と核時代
司会・講師 慶応義塾大学 巽孝之
講師    大阪大学 橋本順光
講師    立命館大学 タヤンディエー・ドウニ
講師    作家 小林エリカ
16:40
《閉会の辞》(322教室)
日本比較文学会代表理事・関東学院大学 仙葉豊